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体験授業を終えた生徒は、「楽しかった」と笑顔を見せてくれました。保護者の方も「ありがとうございました」と丁寧にあいさつをしてくださり、先生としても手応えを感じていたところです。
ところが、体験の終わりに今後のお話をすると、返ってきたのは「一度、家で検討します」のひと言。その場で入塾のお返事をいただくことはなく、親子そろって帰っていきました。
その後は、こちらからご連絡しても、お返事をいただけないまま、やり取りが途絶えてしまう……。
授業の出来が悪かったわけではないはずなのに、なぜ入塾につながらないのだろう。そんなふうに首をかしげた経験のある塾長は、少なくないかもしれません。
この記事では、体験授業を「入塾したい」につなげるために、当日の3ステップと、体験後のフォローで意識したいポイントを整理します。
保護者の方が体験授業のあいだ、そして帰り道に気にしているのは、授業が楽しかったかどうかだけではないことがあります。
「うちの子は、どこが弱いのだろう」「この塾に通ったら、何がどう変わるのだろ う」。
この2つが分からないままだと、「いい塾だったけれど、もう少し考えよう」と、判断が先送りになりがちです。
先生の説明が分かりやすく、生徒が笑顔で取り組めた体験授業でも、保護者の方の印象が「雰囲気のいい塾だった」で止まってしまうことがあります。
「入れたい」と思ってもらうには、お子さんの今の状態と、通い始めたあとの見通しが、言葉で伝わっている必要があるのかもしれません。
体験授業のあとは、在籍している生徒の対応や次の授業の準備に追われて、連絡が後回しになることがあります。
ようやく送った案内も、コースの説明や通い方といった、どのご家庭にも同じ内容のものになりがちです。
保護者の方からすると、「うちの子のことを見てくれた」という実感が薄れてしまいます。
体験授業が始まる前に、「いま気になっていることはありますか」と一言たずねておきます。
「学校の授業についていけているか心配」「家ではなかなか机に向かわない」など、聞いた内容は、体験のあとにお伝えする内容を考える手がかりになります。
長い面談にする必要はありません。受付や待ち時間の、短い会話で十分です。
授業が終わったあと、保護者の方にお伝えする内容は、次の3つのステップで進めます。
授業の様子(頑張っていた点)
今の学力と課題(つまずいていた点を具体的に)
通い始めたら、どこから取り組むか
お子さんが頑張っていた場面から、お伝えします。「最後の問題まで自分で考えていました」「分からないところを、自分から質問してくれました」のように、具体的な場面で話すと伝わりやすくなります。
保護者の方が安心できると、そのあとの課題の話も、落ち着いて受け止めてもらいやすくなります。
次に、体験中の問題の解き方から見えたことを伝えます。
「全体的に苦手です」ではなく、「文章題で、何を聞かれているかを読み取るところで止まりやすいようです」「途中式を省くと、ミスが出やすいようです」のように、どこで・どんなふうに止まったかを話します。
実際に解いたノートやプリントを見ながらお伝えすると、保護者の方も、お子さんの様子を思い浮かべやすいはずです。
最後に、通い始めたら、どこから取り組んでいくかをお伝えします。
ステップ2で伝えた課題とつなげて、「まずは、文章題の読み取りから進めていきます」のように話すと、保護者の方の手元に、検討する材料が残ります。
体験の記憶が新しいうちに、短くてもかまわないので、お礼とひと言を届けます。
電話でもメッセージでも、保護者の方が受け取りやすい方法で構いません。
本日は体験にご参加いただき、ありがとうございました。お子さんは最後まで集中して取り組んでくれました。つまずいていた点を整理して、通い始めたらどこから取り組むかをまとめましたので、改めてお伝えしますね。
連絡が早いと、「うちの子のことを覚えていてくれた」という安心にもつながります。
コースの一覧をそのまま送るのではなく、体験で見えたことをもとにお伝えします。
「体験のとき、この単元で止まっていたので、まずはここから進めていきましょう」。
事前に聞いていた不安にも、ひと言で触れておきます。そうすると、「うちの子のために考えてくれた」という実感が伝わりやすくなります。
「検討します」と言われたときは、それ以上お願いを重ねるのではなく、「気になっていることはありますか」とたずねてみます。
迷っている理由は、通う曜日、ほかの塾との比較、お子さん本人の気持ちなど、ご家庭によってさまざまです。理由が分かれば、答えられることが見つかるかもしれません。
体験授業を入塾につなげるには、授業の出来に加えて、お子さんの今の課題と、通い始めたあとの見通しが伝わっているかどうかが、手がかりになることがあります。
当日は「良かった点 → 学力と課題 → 通い始めの取り組み」の順にお伝えし、体験後は早めの連絡と、課題に沿った提案で、保護者の方に「検討する材料」を届けます。
とはいえ、課題を具体的に伝えるには、体験授業のあとに採点し、ノートを見返し、つまずきをまとめる時間が必要です。
限られた時間のなかでは、手が回らないこともあります。
こうした「結果の整理」を支えてくれる教材の一つが、塾向けICT教材『aim@(エイムアット)』です。
aim@では、体験で解いてもらった結果が自動で採点され、間違えた問題に合わせた類題も自動で出てきます。そのため、つまずいている単元を、保護者の方にお示ししやすくなります。
aim@の教材の内容や、塾での使い方をまとめた資料をご用意しています。お子さんの学習フォローを考えるきっかけとして、ぜひご覧ください。
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