「副教科まで手が回らない」を塾の強みに!内申点UPの実技4科対策を負担ゼロで実現

「塾で音楽や美術まで教えてもらえるなんて、そもそも保護者は期待していないのでは?」
「面談でも『副教科は学校のプリントをしっかりやってね』と伝えるくらいしかできない」
かつて10年間、学習塾の教室長として現場に立っていた私にも、同じような葛藤がありました。
限られた人員と授業時間の中では実技科目まで手が回るはずもなく、塾は5教科を教える場所だから仕方がない、と当時は完全に割り切っていたのです。
しかし、現場を離れてさまざまな指導のあり方に触れた今、「5教科の指導に全力を注ぐのが塾の役割だ」という当たり前の考え方こそが、実は他塾との差別化や効率的な内申点UPのチャンスを見落とす原因になっていると気づきました。
本日は、現場の先生方の負担を増やさずに、実技4教科のテスト対策を実現する方法をお伝えします。
「実技対策に割く授業時間も、教えられる講師もいない」と、そもそも選択肢から外している方にこそ、知っていただきたい内容です。
先生方の今の業務量や指導スタイルは一切変えることなく、実技対策という新たな強みを塾にプラスする方法について考えていきましょう。
期待されない 実技科目こそ合否を左右する
保護者は、塾に実技の対策まで求めていないというのが現実かと思います。
私自身も、例えば秋の三者面談で志望校の内申点について話す際、「実技科目は学校のワークを最低3周はやってね」と生徒に念押しするくらいしかできていませんでした。
一方で、入試本番で合否を分けるのは、こうした手薄になりがちな実技科目の内申点だったりします。
実は、都道府県によって実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定は、驚くほど高く換算されるのをご存知でしょうか。
例えば東京都では実技の評定が2倍、鹿児島県に至ってはなんと20倍に換算されて計算されるなど、実技の内申点が合否を完全に左右する地域も珍しくありません。
最初から期待されていないからこそ、もし塾で「実技のテスト対策まで丸ごと引き受けます」と提案できれば、保護者からの信頼度は劇的に跳ね上がるはずです。
実技対策に手を出せない3つのハードル
実技教科の対策をすることで内申点が上がるということは分かっていても、現実問題として実技対策にまで手を広げるのは容易ではありません。
なかなか塾が実技対策に手を出せないのには、塾長を悩ませる3つの大きなハードルがあるからです。
まず1つ目は、指導できる人材がいないという属人化の壁です。
時給1,500円で募集をかけても、美術や技術家庭のテスト対策ができる学生アルバイトなんて半年経っても集まりません。
次に2つ目のハードルとして、プリント作成の膨大な手 間が挙げられます。
各中学校でバラバラの出題範囲に合わせて過去問を切り貼りするのは、本当に骨の折れる作業ですよね。
そして3つ目が、限られた授業のコマ数の中で、5教科の指導時間を削れないというカリキュラムの壁です。
実技にまで手を回すのは絶対に不可能だと、私自身も現場時代は諦めていました。
塾が実技対策に手を出さないのには、こうした明確な理由があるわけです。
講師の負担ゼロで始める実技対策とは?
しかし、マンパワーで教えるという発想を捨てた途端、これまで不可能だと思っていた実技対策が、一気に現実味を帯びてきます。
ここで登場するのが、ICT教材を活用した自立学習の仕組みです。
具体的には、講師が教壇に立つ代わりに、生徒がタブレットやPCを使って、個々の進度や学校の範囲に合わせた演習を自力で進めていくスタイルを指します。
システム内にあらかじめ実技4教科の要点が網羅されていれば、テスト範囲に合わせて単元を選び、一問一答形式などで効率よく暗記を進められます。
つまり、塾として新たに実技対策を打ち出したからといって、先生方が過去問を集めたり、対策プリントを作ったりする手間は発生しません。準備時間0分で、生徒に実技の学習環境を提供できるわけです。
もちろん、最初から全てをシステムに任せることに迷う気持ちもよく分かります。タブレット学習だけで、本当に生徒は暗記できるのか?と思いますよね。
一方で、実際にこうした仕組みを導入した塾では、導 入直後の定期テストから実技科目の得点に確かな変化が現れ始めました。
実は、こうした講師が頑張らなくても成り立つ9教科対策は、仕組みさえ整えてしまえば十分に実現できることなのです。
こうした新しい仕組みを取り入れることで、塾の運営には単なる成績アップ以上の、目に見える変化が起こり始めます。
実技対策がもたらす3つの経営メリット
他塾がやっていない実技対策を提供できると、生徒の成績向上はもちろん、自塾だけの武器が増えることになります。ここでは、具体的な3つのメリットを詳しく見ていきましょう。
1. 全9教科対応でライバル塾に差をつける
1つ目は、集客における近隣の他塾との明確な差別化です。
春期講習のチラシをポスティングする際、「全9教科対応」と一言入れるだけで、保護者の反応は驚くほど変わるものです。
他塾が5教科の指導実績で競い合っている間に、全く別の土俵で勝負できるからです。
実際にこの一言を添えたことで、「副教科まで見てくれる塾なんて初めて聞いた」と、これまで振り向かなかった層からの問い合わせに繋がった例も少なくありません。
競合の多い地域であればあるほど、こうした分かりやすい独自の強みは、強力な武器になってくれるはずです。
2. 内申点対策が退塾防止にも効く
2つ目は、生徒の継続率アップへの貢献です。
実技科目の点数が安定してくると、「ここを辞めたら内申が下がるかもしれない」という心理が保護者の中ではたらきます。
